教育の特色 About Us

教育方針

 本校は、生徒一人ひとりのより豊かな人間性の涵養をめざし、個性の伸長をはかりながら、地域社会の要望にこたえうる有為な人物を育成することを目的としています。

5つの教育方針(平成28年度〜平成31年度)

  1. 生徒が主体的に学ぶ意欲を養い、自ら課題を発見し解決するための思考力、判断力、表現力を育む。
  2. 自律的な生活態度を養うととともに、情操と創造力を育み、「気品と誇り」を身に付けさせる。
  3. 生徒一人ひとりが自らの生き方在り方を見つめ、希望進路を実現できるような支援体制の充実を図る。
  4. 命の大切さや他者への思いやりの心を育み、平和と人権を尊重する公民の育成をめざす。
  5. 学校からの情報発信に努め、地域・家庭との連携を強化し、互いに支えあう社会の一員としての自覚と社会に貢献する態度を養う。

校章について


「西高」を図案化したもので、中央にはいきいきと伸びゆく「若葉」を、 上部には広く知識を求める「太陽」・「ペン」をかたどり、 知・徳・体の調和ある発達を意味しています。あふれるばかりの大自然の中で、強く明るく躍動する「茅ケ崎西浜高校」の象徴です。

学校の沿革

  • 昭和54年9月1日鎌倉湘南方面校設立準備開始
  • 昭和55年1月1日県立茅ケ崎西浜高等学校設立告示
  • 県立鶴嶺高等学校校内で開校事務を開始
  • 昭和55年4月5日第1回入学式を挙行 273名入学
  • 昭和58年3月1日第1回卒業式を挙行 271名卒業
  • 平成2年11月9日創立10周年記念式典挙行
  • 平成12年11月29日創立20周年記念式典挙行
  • 平成22年9月28日創立30周年記念式典挙行

教育課程解説

 本校の教育課程は「一人ひとりの生徒を大切に」をキャッチフレーズに、 個々の生徒の適性を生かしながら、多様な進路に対応できるような工夫をしています。

1年次<基礎学力の充実>

 1年次では学習指導要領に定められた必履修料目を中心に、基礎学力の充実を目指します。
「社会と情報」は1年次に全員が2単位履修します。

2年次<個性や適性に応じた選択科目の設定>

 2年次では「総合型」と「理型」の2類型に大別されます。 「総合型」は3つの選択帯を、「理型」は1つの選択帯を用意しています。 選択科目では、少人数による多様な科目が設定されています。 生徒は自分の興味・関心、将来の希望などに合わせ、自分が受講したい科目を選択します。 芸術は2年次も全員が履修します。

3年次<興味・関心の拡大や進路をふまえた科目設定>

 3年次では引き続き「総合型」と「理型」の2類型に大別されます。 2年次に「理型」を選択した場合は、3年次に「総合型」を選択することができます。 「現代文B」「現代社会」「体育」「コミュニケーション英語V」以外の科目は、自分で「何を学習するか」を選択します。 2年次同様、午後には多様な選択科目が設定されており、生徒は自分の興味・関心や進路のことを考えながら、受講する科目を選びます。 選択の時間帯には、芸術や情報の科目も設定されています。

少人数の選択科目

 生徒一人ひとりの個性を伸ばしていけるよう、それぞれの興味・関心や多様な進路選択に対応できる、少人数の選択科目を多数設置しています。

  1. 選択科目では少人数のクラスを編成し、きめ細やかな学習支援、生活支援を目指しています。
  2. 芸術については、音楽・美術・書道の3科目があり、2・3年次の選択科目では、進路に合わせた高度な内容の科目も履修できます。
  3. 情報関連科目は、「社会と情報」「情報の科学」の他に、「情報処理」を設置し、情報スキルと情報リテラシーの基礎を学習できます。

西浜のICT教育

 過去においても、本校は創立以来、「教育の情報化」の伝統を持ち、平成16年度からはICT利活用教育拠点校としての実績を積み重ねてきました。         

平成19年度〜平成22年度「特色ある高校づくり」 ICT利活用教育重点校

 平成19年度より3年間、県の「特色ある高校づくり」の一つとして、ICT利活用授業を推進する重点校に指定され、 どの学校でも実施している「情報」という教科はもちろんのこと、商業科目の「情報処理」をはじめとする情報系の科目を多くカリキュラムに取り入れ、 各種情報系の検定試験の合格者を多く出してきました。
 このICT利活用授業は上記の情報系の科目以外のすべての教科の授業でこのICTを利活用した授業を実践しています。 具体的内容については、報告書(PDFファイル)をダウンロードの上、参照していただければ幸いです。

平成26・27年度「神奈川県教育委員会指定  ICT利活用教育の指定校」 ICT利活用教育推進モデル校

 平成26・27年度はICTの利活用を通じた魅力ある授業の創造を目指して、神奈川県のICT利活用教育推進モデル校に指定されました。35期生の10クラスの各教室内に「短焦点プロジェクタ」、「実物投影機」、「スクリーン」が設置され、授業における視聴覚資料の提示・内容を研究し、生徒が興味を持てる授業展開について考える校内研修会を複数回実施しました。

平成28〜平成30年度「県立高校改革基本計画」 プログラミング教育研究推進校の指定校

 平成28年度より3年間、プログラミング教育研究推進校の指定校に指定されました。学力の要素してあげられる思考力・判断力・表現力の育成が求められている中、コンピュータの活用して、論理的思考力を身に付け、協働して問題解決に取り組むことができる人材を育成するための研究を行います。

平成28・平成29年度 「国立教育政策研究所」教育課程研究指定事業(共通教科情報)の研究指定

平成28年度より、本校は国立教育政策研究所より2年間に渡り国立教育政策研究所教育課程研究指定事業(共通教科情報)の研究指定を受けました。 共通教科「情報」における、問題解決的な学習の指導・評価方法に関する研究 〜題材の工夫を通した、意欲の向上、思考力・判断力・表現力の育成〜を研究主題にしております。

プログラミング教育研究推進校の取り組み

第1回プログラミング研修会の報告

日時平成28年10月12日(水) 15時30分〜16時55分
場所県立茅ケ崎西浜高等学校 3階PC室、本館階段
出席者茅ケ崎西浜高等学校より 出席者16名 他校職員 出席者6名
講師神奈川大学附属中・高等学校教諭 小林道夫氏


研修用にセッティングされたIpadとレゴマインドストームEV3



IpadでレゴマインドストームEV3を動かすプログラム(レゴ車を前進、ストップ、後退させること)を作成



作成したプログラムを本館らせん階段にて実習

研修に参加した副校長の所感

 プログラミング教育の最終目標が、コンピュータにプログラムを入力することであると考え、自分にできるのか、本当にやらねばならないのか、と危惧する職員は少なくないのだと思われるが、今回の講演では、われわれや生徒に今課せられている課題についてわかりやすく説明された。何より体験を通じてプログラミングを理解し、論理的な思考力を身に付け、達成感を得られたことで、職員がプログラミング教育に進む勇気をいただけた。 今年度は教科「情報」での研究が中心となるが、次年度以降、他教科でのプログラミング教育の実践についても講師等からの協力を得ながら進めていく展望が開ける研修であった。

第2回プログラミング研修会の報告

日時平成28年12月6日(火) 14時00分〜16時55分
場所県立茅ケ崎西浜高等学校 3階PC室
出席者本校職員 出席者23名
講師国立静岡大学学術院教育学領域 教職大学院系列 益川 弘如 准教授


次期学習指導要領について講演される益川先生



知識構成型ジグソー体験の様子



「どこに城を建てるのか」を地図を見て考えるジグソー体験から出てきた答えをプログラミング的思考でまとめる

研修に参加した情報科教員の所感

 次期学習指導要領がどのような背景から作られているのかについて、実際に携わっている益川准教授から貴重な講演を聞かせていただきました。 また、次の世代に必要とされる能力を育成するための手法として、知識構成型ジグソー法を体験し、その内容ををプログラミング的思考に落とし込む活動を体験することができました。 「プログラミング教育」と聞くと、どうしてもコーディング(プログラミングコードを記述すること)をイメージしてしまいますが、 このような考え方なら、他教科にも普及することができるなというヒントになりました。 この研修会後、校内で音楽科教諭が知識構成型ジグソー法を取り入れた授業を実践したり、非常に高い研修成果を得ることができた研修会でした。

第3回プログラミング研修会の報告

日時平成28年12月22日(水) 15時30分〜16時55分
場所県立茅ケ崎西浜高等学校 2階PC室
出席者本校職員 出席者11名
講師本校商業科教諭 勅使川原 真由美 先生


カップラーメンの作り方を手順化しようということで、用意されたカップ麺



カップラーメン作り方をフローチャートで表現した内容について、フローチャートで表現する意義を説明する勅使川原先生



最後に本校音楽科教諭、長谷部先生よりiPadのアプリGarageBandの実演

研修会を実施した勅使川原先生の所感

  今回は、「モノ・コトを達成するための手順を、流れ図を使って整理・表現してみよう」と題して研修会を実施しました。 カップ麺の作り方を題材に、実際に流れ図に書いてみて実験してみましたが、流れ図どおりの動きだけでは、食べることができませんでした。簡単に作れるはずのカップ麺ですが、手順を表現していると実に難しいことかを体感してもらうことができました。 「誰かに頼みごとをするときに、どのように伝えるといいのか」。頭の中で順序だてて、その結果を相手に伝えています。頭の中で考えたことを言葉で表現するということは実はとても難しいです。

  • 物事を順序だてて、論理的に「考える能力」
  • どのような思考過程を経てその結論に至ったのかを、説明を受けた人が理解できるような「説明できる能力」

このような能力は、特別な科目だけで身につく「特別なもの」ではなく、すべての科目や学校生活、日常生活での様々な経験や知識を得た上で身に付けられる「論理的思考能力」だといっても過言ではありません。 「プログラミング教育」と聞くと、「C言語やJAVAなどのプログラム言語を教えること」、「パソコンを使って何かをすること」と勘違いされ、「私の科目には関係ない」と敬遠されてしまいます。しかし、論路的能力の育成にはどの科目も必要不可欠です。今回の研修のアンケートの中に、「自分の科目でもできそう」というものがありました。そのことに気がついてもらえただけで、実りある研修会になったと思います。 今後も研修を通じて、多くの先生方に「自分の科目でもできそう」な部分を1つでも多く見つけてもらい、実際に授業で実施してもらいながら、学校全体で取り組んでいきたいと考えています。

平成28年度国立教育政策研究所教育課程 研究指定校事業(共通教科情報)

平成28年度 国立教育政策研究所 教育課程研究センター関係指定事業研究協議会

日時平成29年2月10日(金) 10時00分〜12時40分
場所ビジョンセンター東京 401会議室
出席者国立教育政策研究所 鹿野利春調査官
各都道府県指導主事・教員 出席者約50名
発表者本校情報科教諭 鎌田 高徳 先生


本校情報科の鎌田教諭による発表の様子



問題解決の授業において題材の工夫がすべてであることを説明

 平成28年度より、本校は国立教育政策研究所より2年間に渡り国立教育政策研究所教育課程研究指定事業(共通教科情報)の研究指定を受けました。 今年度は共通教科情報の「社会と情報」の教科において、この1年間研究活動を行ってきました。 詳しい内容は、こちらの1年間の取り組みについての報告書をご覧ください。

研究協議会に参加した副校長の所感

 本協議会では、全国から教育委員会、教育センター、高等学校教諭が参加し、 共通教科情報における指導・評価方法の取組みと今後の流れについて情報交換がなされた。 各校で、また各県で少人数で指導がなされている情報科はこうした全国的な発表の場を通じた横のつながり、 ネットワークがとても重要で、各県の指導者が情報を求めている様子がよくうかがえた。 ところで、授業方法としてのジグソー法は埼玉県が県をあげて実践を進めており、本県でも基本研修等で取り上げられている。 「教師が教える」から「生徒が学ぶ」に変わる時代の中で、各教科で取り組む価値のある授業方法であるが、 題材選びが重要で、これが十分に検討されていないと効果がない。 またルーブリックによる評価は、今回の研究協議でも発表者2名が指摘しているように、最終評価の場面より、 中間段階で生徒に学ぶ方向性を示す形で実施すると効果があるという。 今年度は組織的な授業研究会が進まなかったが、今後、来年度にかけてこれらの協議内容を情報以外の教科にも発信して、授業改善に結び付けていきたい。